千葉2009年11月09日

 11月の9日、10日の2日間、

マスターと2人で関東地方を再々々々度行脚してまいりました!

最近では当たり前のようになってきた、

東京グッバイ。

えー、東京グッバイとは

東京駅で、「じゃ、また後で」って感じで別れることをいいます。

私、ルーキーは千葉県に侵入。

マスターはマスターで果てしなく遠い都市でのアポを

とっていたのですが、なぜか別れて20分もしないうちに、



「1社目とうちゃーく」


なる、楽しげなつぶやきをツイッター上で確認。

やりよった。

絶対何か幸せな手段使いよったー。



 そんな私は延々と京葉線に揺られる始末。

もうマスターのことはほっておいて私の軌跡をつぶやきたいと思います。

とにかく、何としても午後2時には佐倉にいないといけないということで、

はやる気持ちを抑えながらもぐんぐんと東進致します。


で、ようやくたどり着いた佐倉駅!!

降り立ってすぐの感想は、



「と、豊田??」



といった感じ。

とにかく電車の窓から見えた(と思われる)

お客様の工場がある丘の上目指して歩き出しますが、

何か様子がおかしい??

600mほど歩いたところでi-phone君のコンパスを振ると、


どうやら、北と南逆に歩いてるっぽい。らしい・・・・

っぽい、ですまないのが悲しい運命。

真逆に歩いていることが判明し、

何事もなかったかのようにすました顔して踵を返します。

そして、その間も携帯はガンガン鳴っております。

ブルブルとポケットの中で鳴り捲っているのは判っているんですが、

「それどころちゃうねん!」と一括。で就活。


 ようやく、長い長い丘の一本道をひーこらひーこら登りきると、

ありました!F社様の佐倉事業所が!!!

え、お打合せ内容ですか??

書けるわけがないではないですか!!

ただでさえ、F社様の佐倉事業所と書いただけで放送コードギリギリなのですから!


…てなわけで、1時間30分ほども滞在させて頂いたでしょうか。

好況というわけでもないこのご時勢だからこその

開発案件を頂いてまいりました。ほんに感謝です!!

M様、N様、R様、本当にお忙しい中ありがとうございました!!


  そして、午後のもう一件のTODOは、

この旅始まって以来の珍事。

「不良債権の取立て」

でございます。

ここであまり書き立てても不良債務者があまりにも哀れなのでやめておきますが、

結果的には私の左足首が、歩きすぎにより

「複雑筋肉痛および疲労粉砕骨折寸前合併症」により、

自力で歩くのも困難なほどの状態にまで悪化!!!

後述しますが、


‘今日の夜、お台場の夜景が見えるバーで小粋な打合せ
 する人にあるまじき景色’


を眺めながら、(ま、草と川と空しかない車窓からの景色です)

常磐線にまで乗っている自分がおかしいというかかわいいというか。


で、マスターから、待ち合わせ時間に遅れるなとしきりに電話があり、

さらに自身は御茶ノ水でビール飲んで待ってていいか?とのこと。


「飲んでもいいけど、もう友達でも何でもないからな!」


と、ガラにもなく子供のようにムキになってしまった私。



 んで、東京に戻るわけなんですが、

ここでようやくご褒美的な出来事が!!


 千葉県内の超ローカル駅から電車に乗った当初は、

帰宅時間帯も重なり乗車率が8割強で、

僕も乗車口付近に立っていたんですが、

僕の目の前でリュックを胸の前に抱えた全身デニムの青年が。

それはそれで全く気にならなかったんですが、

電車が空いてきても全然イスに座らないし、

リュックを置いたりもしないんです。

ずーっと同じ不自然な位置でリュックを動かしません。

なんでかなーとよ~く見ると、

‘リュックのヒモがドアにはさまってる!!!’

完っ全に挟まっています。胸の前で抱えていたのではなくぶら下がってます。

うーんこの展開はすごく気になるなーと思っていたら、

人がほとんどいなくなりガラ空きの車内で

‘キリキリっ・・キリっ・・・’

という音が。

まっ、まさかっ!!!




‘ちょっとずつ、リュックをひっぱってる!!’




あかん。これはあかん。ここでクスリとでもしたら

間違いなくどつかられる。いやや。そんなんいやや。

ものすごく怖い顔をしているし、

協力してあげることもできん。

裏腹に、ビクっともしないはさまったリュック。

気づけば、この先そちら側のドアはいつ開くか全く検討もつきません。

ともすれば車庫行きかも。

そのうち、不意にその方がどこかに携帯で電話を!

最初は、受話器を手で覆いかなりヒソヒソと喋っていたんですが、

突然怒鳴っています。


「もう俺の事なんていくら待ってても無駄なんだ!帰ってくれ!」
・・・
「ドアにはさまっているんだよ!」
・・・
「俺がじゃないよ!リュックだよ!」
・・・
「乗るドアを間違えたばっかりに千葉県まで来ちゃってるんだよ!!」
・・・
「俺が馬鹿だったんだよ!何もできることなんかないんだ。俺もお前も!」
・・・
「このどうしようもないドアが何とかならないともう何もかもダメなんだ!!」
・・・
ピっ!


もう、その場にいた僕を含めた他の乗客全員が

腹の底から欲しかった情報を全て語ってくれ、

一気に車内は沈黙の興奮状態に!!

ようやく、東京都内に入ってしばらくしてそちら側のドアが開き、

その方は急いで走って出て行かれましたが、

いやー、声をかけてくれれば全然お手伝いしたんですけどねー、

都会ではありえないことなんでしょうねー。声をかけるなんてことが。

福井なら絶対、

「なんて珍プレーしてんすか!」

状態でみんなで助けるところです。

刺されると嫌なので、見て見ぬフリを真顔で30分我慢しました。



…で、早くこの話をしたいとあせりながら

待ち合わせ地点の「有明テニスの森」駅へ。

そこでは最新の建物の最上階にあるおしゃれなバーの一角をお借りして、

ある有名人の方とコラボする為の打合せを2時間!!

うち1時間50分は、酔っ払ったマスターの話を聞く!!

残り10分でようやく決めるべき事を決定しました!!

C様、本当にありがとうございます!ご縁に感謝です!!


_2009年11月9日(1).jpg
ここからは、遠くディズニーランドの花火なんかも見えました。

東京砂漠とはいえ、オアシス的な素敵なところでした。



…ホテルは品川。

気力・体力・原子力ともに3拍子そろってエンプティだった我々は

反対車線のタクシーを止めて何とか無事宿舎に。

部屋がツインルームだった点を除いては完璧。

もう、「プラトーン」のように崩れ落ちて就寝でした。


1日目、出会った全ての皆様に感謝です。
投稿者:ルーキー : 09:09 |

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